取材で出会った日光エリアの輝き。
弊社で制作している「栃木・埼玉エリア 小さな旅」の冬号が完成して、JR駅のラックに並んでいます。
私が日光へはじめて行ったのは、小学校の修学旅行。その後、友人と、それから家族と。
小学生の時は眠り猫と三猿、いろは坂くらいしか、よくわからなかったなぁ。大人になって出かけてみて、その凄さがようやくわかって興味をもっているところに、この仕事がはじまった。
しかし、実際、仕事で行ってみると、その広大さ、緻密さ、やさしさ、あったかさ、ルーツ・・・、さまざまなものに触れることになり、何度行っても、楽しみは尽きない。とにかく、日光駅周辺から日光山内、田母沢御用邸とゆっくり歩いて見られるのが素敵です。どうしてもこの日光通ぶりを母に解説したくて、今年の3月下旬に母とふたりでのんびりと出かけました。
あんなに仕事で年中行っていても、プライベートでまた行きたくなる。
やっぱりいいところなんですよ。
日光に行ったら、水羊羮か、羊羹を。すごくおいしいです。ちょっとびっくりするかも!でも、ただいただくだけではなく、その歴史をしっかり把握して召し上がっていただけるといいなぁ。日光には羊羹やお酒、志そまきとうがらしなど、献上品としての歴史も古い名品がたくさんある。小さな旅では今市の地酒も紹介しているが、日光は水がよいので、酒がいいのもわかる。酒蔵には水が引き込んであるし、町のあちこちに、名水スポットが点在している。
私は母と金谷ホテルに泊めていただいたが、その他にもいいホテルや旅館はたくさんある。最近取材させていただいたのは、レークサイドホテルだ。
こちらのフレンチは毎日食べても飽きないのではと思える感じ。それから、にごり湯の白濁とした温泉は素晴らしかった。ここは歴史あるホテルで、昔の写真が額にかかっているのだが、これがレトロな雰囲気を出していて時の流れを忘れさせてくれる。
ここで、取材方法について簡単に触れておこう。
(1)人でも、場所でも、なんでもそうですが、対象物がマイブームになること。
(2)取材させていただく人の好きなものを好きになって、話が脱線できるくらい話題があること。
(3)楽しく進行できること。そうすれば、同行するスタッフも楽しい仕事になる筈。
(4)それからシナリオを読みながらの取材はしないこと。方向性は頭に入れておきましょう。