今、スマートフォンは必需品か

米国の調査会社IDCがスマートフォンOSの市場シェアに関する予測を発表し、大きな話題となっている。Androidの躍進と、以外にもWindows Phone 7およびWindows Mobileの躍進だ。

携帯電話全体のシェアはトップがNokiaで35.0%、2位がSamsungの20.6%、それにLGの8.6%、RIMの3.4%、ソニーエリクソンの3.1%と続く。7位にAppleが2.7%、その下には中国を含む成長地域での躍進が激しい。
注目はスマートフォン系メーカーの躍進だ。携帯電話市場全体に占めるスマートフォンの割合も17.6%と、前年同期と比較して13.6%上昇している。

そんな中、モバイラーだった私はXperia arc(Android2.3採用)を購入した。

そもそも私の周りのスマートフォン利用者はiphoneユーザーばかりで、アンドロイドユーザーは少ない。そしてiphoneユーザーの利用法を見ていると、電話の延長であり、モバイル機器というイメージは感じなかった。ちょっと「ホームページも見るよ」とか、「アプリで直接音楽買えて便利」「ツイッターには便利」のような利用ばかりを聞いていた。

10数年前にザウルスからはじまり、FMV-BIBLO LOOX /90をいつも持ち歩いている私としては、それしか、できないんじゃ〜ね!と思っていた・・・。のだが、仕事上、どうしても必要になり、だったら、最新OSをと、Xperia arcの登場を!と、待ちわびて購入した。

すると、どうだろう・・・。友人知人の話は大嘘だったことに気がついた。スマートフォンは便利な携帯電話ではなく、モバイル機器に電話がくっついたものだった。常日ごろから、LOOXに電話がくっついていれば、いいのに!と思っていた私は感動してしまった。

ものは使いよう、とは、こういうことなのだ。モバイラーではない友人知人は、電話をバージョンアップしたつもりでスマートフォンを使用しているのだろう。それだと、便利さの10%くらいしか実感できないかもしれない。

カレンダー等を自分の全部のパソコンと同期して、もちろんメールはEメール使用にする。これで、いつでもどこでも、同じ環境で手軽にテェックできる。

社内では、無線LANを外出先ではWi2やDoCoMoなどWi-Fiのみを使用している。検索もGoogleなどネットブラウザ使用、要するにSPモードはプロバイダとしての使用にとどまる感じだ。

本もさくさく読める。音楽もいっぱい聴ける。テキストや手書きmemo、TODOも。officeドキュメントやPDFも、マップもすぐ見られる。データやアプリの管理も簡単で、非常に手軽になったモバイル機器だ。

将来、もっと進化するのだろうな〜。今の小学生が大人になる頃には、これさえあれば、たいていのことができちゃうのかも。

しかし、本好きの私には、どうにもならないこともある。中々、おもしろい書籍がないのだ。これは自分たちで解決するしかないようですね。弊社のインディーズ文庫の作家さんたちがきっと解決してくれる!私も良い作品を創作している作家さんたちを見つけてさらに良い物にして世に送り出す。これには努力を惜しみません。

たぶん、本だけではなくて、こういうソフト面の弱さは、ものが便利になる一方で、浮き彫りになってくるでしょう。クリエーターは、ソフト面を創作できる企画力をもっともっと磨かないといけない。今、技術面が進化を遂げて停滞しているように感じるでしょうが、そういう時こそ、クリエーターの出番です。

がんばろう!ニッポン!

考えは、見えない!それを形にするというと・・・

  1. わかりやすい企画書が必須。(日ごろから、memoをとってアイディアをたくさん持っておくこと、そのアイディアを必要に応じて企画書にまとめる)
  2. わかりやすい企画書とは、目で見てわかるレベルまで作り込むということ。
  3. ロジカルに、計算された内容で、突っ込みどころがない法則を定義できることが必要。
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