現在、観光事情・北関東編

弊社で作成した『小さな旅・春号・日光埼玉版』の発行は、震災のため、印刷段階で止まっていた。制作段階で、現地のお店や施設には、いろいろなお願い事ばかりをしておきながら、誠に失礼な状態が続き、ご迷惑をおかけしておりました。「どうなっているの?」という、現地からの問い合わせに、申し訳ない思いでお答えしておりましたが、やっと、4月28日にまずは縮刷版ではありますが、日光エリア編を発行する運びとなりました。

もともと制作していた春号には、表裏でいろいろなイベント情報が入っており、現状中止になっているものが多く、そのままでの発行はできない状況。それでも何とかGW前に間に合うようにというJR東日本からの強い要請で、今回は、日光エリア編のみで発行になりました。埼玉エリア店舗施設さま、観光者の皆さまには、誠にお詫びの申し上げようもございませんが、また別にJRは考えているようですので、もうしばらく、お待ちください。

・・・という訳で、いつもこの冊子を見てくださっているプチ観光者の皆さん、『小さな旅・日光編』はGWには、JRのラックに入る予定ですので、ぜひ、このお休みは日光へお出かけください。

実は、今回の地震発生で発行が止まっている間に、いろいろな店舗の皆さんから現地の声を聞くことになりました。また縮刷版の発行にあたり、日光エリア編の全部の掲載施設・店舗の皆さんと連絡を取らせていただき、あまりの風評被害の大きさに驚きました。あの世界遺産の日光が、ですよ・・・、静かなんです。

日光山内にあるお土産&お食事処のおかみさんの話では、1日に3人しかお客さんが見えない日があったとか。そこで弊社スタッフが出向いて現状把握に出かけたところ、ほんとに静かで、ゆっくりしたいなら今だね!って感じだそうです。

日光山内は岩盤が通っているので、あの大震災の時も揺れはそれほど感じなかったそうです。また山内は、わき水の御神水を利用しているので、お水も豊富ですし、自家発電も行っているので、停電も心配ない。神様のために行ってきた、エコな行いが、今、人々のために生かされようとしています。

中禅寺湖の桜は5月に入ってから見られるものもありますので、パワースポット日光山内から、中禅寺湖へ向かい、ロープウエイで、明智平の絶景眺めて、中禅寺、日光二荒山神社中宮祠をめぐる癒しの旅へと向かうなら、いつもみたいに込んでいない、今がいき時かもしれません。旅先で、施設やお店の人に話しかけてみましょう。いろんな地元話が飛び出しますよ。それができるのも、混雑が少ない時期に限られますよね。

がんばるニッポン運動!

風評被害を考える・・・

  1. 観光産業に携わっている人は、現地の状況を適確に伝える努力をしよう。
  2. 今後の日本は観光がメイン産業にならないとやっていけない実情があることを把握し、諸外国にきちんとした情報を伝える努力をしよう。
  3. 本当の復興への努力は、募金より経済活動だということを実感しよう。

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  • ルラックのクリエイティブmission blog 著者の 株式会社ルラック 代表取締役 紀中しのぶ です。
    どんどん大きな社会問題が浮上していく中で、クリエイター集団の「私たちにできること」をアイディアとして考えていく「仕事のアイディア」では、いくつかのビジネスプランニングが生まれています。デザイン力・企画力・技術力・長年培ってきたノウハウを、この小さい会社の経営者が全ての方に向けて公開していきます。
    「 しのぶ奇譚」では、私自身の体験談を記載していきます。七転八倒しながらアップダウンの大きな人生を歩んできました。この生き方が、誰かのヒントになったり、怖い体験では、ハラハラしたりと、少しでもサイトを楽しんでいただけたらと思っています。
    未来の素敵なニッポンへ、私たちと一緒に一緒に向かいましょう。