中国人市場で勝つための3つの法則_観光編
2012年、日中国交正常化40周年をむかえるとあって、本年の初めには昨年以上に中国人観光者が増加すると期待されていた。しかし不幸にも大震災にみまわれ、原発の危険性が問われる中、風評被害も増長し、中国人観光者の足は止まった。
最近になってやっと回復傾向が見られるが昨年度並に戻るにはまだ時間がかかりそうだ。
弊社での企画・制作が完了して「小さな旅秋号」「さいたま市スタンプラリー」「駅からさんぽ&沿線グルメ秋号」が、やっと駅に並んでいる。
《これらの制作を行う中で、ご協力いただいた各施設や店舗の皆さんに大変感謝しております。ありがとうございました。またいつも・いつも日程に迫られてのお願いにも関わらず、快くご協力いただいて申し訳ない気持ちでおります。この場をかりてお礼申し上げます。》
ニッポンの観光産業では・・・
観光産業と直接関わるお仕事を通して、外側から言われている「日本の生き残る道は観光産業しかないゾ」という言葉が、鋭く胸にささる。
・・・というのは、前記した用に中国人観光者が昨年度並に回復していない状況があり、ニッポンの観光産業は中国人市場を退けては考えられないところにある。
中国・広州で開催される第110回中国輸出入商品交易会(広州交易会、平成23年10月15日から19日)が、本キャンペーンの皮切りとなり、『中国における「元気な日本」キャンペーン』が行われる。
●内容は・・・東日本大震災の発生後、中国からは物心両面にわたる多くの支援が寄せられている一方、現在でも我が国の産品に対する風評被害が生じ、また、中国からの訪日観光客も完全に回復したわけではない。このような中、日本政府は、中国において「元気な日本」キャンペーンを展開し、中国各地(香港を含む)で行われる日本産品の展示会・販売会や観光促進イベントにおいて、日本の安心・安全を伝え、元気な日本をアピールするそうだ。
ひとりひとりの中国人に情報を届けるには・・・
多くの中国人が、日本の情報を入手する手段は「日本から発信されている中国語情報」で、特に正確な日本情報を入手するには、政府発信でないニッポン国内で完成された情報を入手するしかない。
その代表が日本で直接取材されている『現代中國報』だ。この紙面とWEBサイトから多くの中国人が情報を入手し、その情報は中国人市場を飛び交っている。『現代中國報』でも上記イベントは取り上げられる予定だ。
しかし観光産業において、政府発信の大きな動きにだけたよっている時代は終わった。ピンポイントで自身のエリアや施設をアピールすべきだろう。
幸いにも『現代中國報』のWEBサイトは『財団法人日中韓経済貿易促進協会』にリンクする大手現地サイトに情報提供している。
この『現代中國報』の紙面とWEBを活用すれば、直接中国人市場にPRできるだろう。
しかし紙面とWEBだけでは、中国人市場に参入・増強するきっかけにはなるが、市場で勝つまでには至らない。
中国人市場を制するには、中国人市場に直結するまじめな中国人と仲よくなることだ。彼らには、前向きさ・ひた向きさ・どん欲さ・おおらかさ・がある。我々の祖父や曽祖父の時代の人たちのような感性を持っているように思う。彼らから直接ヒヤリングしたり、情報交換したり・・・。
人から人への交流を・・・
わたしたちは、いい人との出会いを忘れている。ネット社会において難しくなったアナログな出会いだ。『紙面とWEBとメンバーMISSION』・・・
これが中国人市場に直接PRする3種の法則だ。