インディーズ書籍について考える
2015年5月1日
2020年5月18日
現代のいじめの恐怖!かなりリアルな問題を扱った小説がインディーズ作品から誕生しています。
例えば、この作品。
内容は、アニメと蝶が好きな大学二年生、池本政景。
彼はアルバイト先のコンビニで三人の若者の万引き現場を目撃し、つい勢いで阻止してしまう。
実はその三人は政景と同じ大学の悪辣な医学部生だった。報復を恐れた政景は、警戒しながら隠れるようにして大学生活を送る。
しかし、三人に素性を知られて捕まってしまい、非道ないじめを受けるようになった。そして……。
「人は精神的に追い込まれたとき、いったいどういった行動に走るのだろうか」
本作品を読み終えた瞬間、そんな言葉がふと頭の中を過った。自己の存在をひたすら隠して生きて行くのか、それとも個として破綻してしまうのか。
“いじめ”は、学校だけではなく、いまや会社やあらゆるコミュニティに存在し、社会問題にもなっているのは周知の事実だ。
現代のいじめ問題。増田峯生の第二弾は、まさにタイムリーな作品だ。
今までなかった、全くのインディーズ作品、世の中はどう受け止め、今後、こういった作品は、今後、どうなっていくでしょう。