今どきの!クリエイティブディレクターの仕事
先週、WEB戦略はWEBサイトを素敵に作ることでは当たり前で、それ以上に大事なのは、いかに実践企画を組み合わせられるかであるというお話をしましたが、クリエイティブディレクターの仕事は、今や、クライアントに合わせた企画を考えられればいいということではなくなっている。
対ユーザーに向けたオリジナルの企画を考案し、それを実践・運営し、ある程度の結果を出していくこと。これができてこそ、クライアントからの新規企画の発注も受けられると言うものだ。要するに、企画書だけでは、絵に描いた餅なのである。
今までこういうことをやってきました。という主張より、現在、私が考えた独自のプロジェクトが進行中です。という方が、力強いのであろう。
これはエンドユーザー向けの独自企画を考案している企業のプランナーも同様と思う。
企画を絵に描いた餅にしないためのポイントは・・・
(1)企画を考案したら、どう実践できるのかという、その手法も一緒に考案すること。やり方は、営業任せでは話にならないのである。
(2)とは言っても、何事もひとりの力では小さいので、助けてくれる人を募ろう。ポジションを分担して、チームを作って実践・運営していこう。
(3)実際、何かをはじめるのは、資金も必要だ。スポンサーが見つかればいいが、中々難しいだろう。チームを率いていくには、お金の流れもしっかりつかみ、それをどう抑えながら、利益をあげられるのかを考えなければならない。
この3つが、しっかりできれば、もしも、その企画があまり大きな利益を生まなくても、また、違った意味で、認められるはずですよね。
見ている人は、見ているものです。
こうすることで、考案した企画は絵に描いた餅にならず、動き出し、さらに、動かした人たちは一つのチームとなり、その結果、新しい未来がはじまり、それを認めた人たちがまたそこに集まって、また別の企画プロジェクトが生まれるのです。