外国人向けの広告について考える
2011年2月19日
2020年5月18日
外国人向けの広告媒体が増えているのをご存知だろうか?媒体としてはフリーペーパーや新聞、ネットもあるのだが、現在、紙媒体が以外とのびている。弊社はその中の新聞媒体に関わることになった。日本に暮らす中国人の方向けの新聞である。とはいっても、記事内容は、日本の紙面を中国語に変えただけで、広告のみ全く別物が入るのだ。要するに日本在中の中国人に向けた広告を入れるのだ。2009年時点の政府統計によれば、(正規に入国した)登録外国人のうち、中国人は約68万人。そのうち30万人強が1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)に在住しているそうだ。(グラフは日経BP社サイトより)
この人たちをメインターゲットに、中国人観光客等をサブターゲットとする所謂ニッチ広告の世界に、私は注目している。今、掲載広告は不動産業や飲食が多いが、これから、いろいろな企画を組んでいく予定である。少し前までは、大衆向け・グローバル等、より多くの人たちを取り込むことに勢力を費やしていたマーケティング環境が確実に変わってきている。
これからの広告におけるターゲッティングとは
- 大衆・ニッチ・・・クライアントは二極化したニーズを要求するであろう。どちらも対応できる感度を持ち、市場を見つめる目が必要
- 大衆向けの中心世代はやはりアッパー。よって本来の大衆・オールターゲットとを想定していると足下をすくわれる
- ニッチ広告とは、重箱の隅をつつくようなもの。だから、ロングランは難しい。常に次のニッチを探し出すチカラが必要