今、クリエーターかやらなければならないこと

くらい・混とんとしている・不安が広がる・・・。こういう言葉が、ここまで実感できる時代が来ると誰が想像できただろうか。震災被害が膨大で悲惨な状況だから仕方がないのだが、それに拍車をかけているのは企業であり、マスコミではないだろうか。みんな不安なのだろう。

しかし、多くのものを失ってしまった被災者たちがそこにいるのは事実だが、だからといって、彼らが終わりではないのだ。復興と言うスタートを如何に良い形で進められるか、という、始まりの時なのである。

悲しい話ばかりをドラマ的に報道せず、これからどうするのかというパワーにこそ、もっと光をあてるべきだろう。
東京では相変わらず、水が足りない・納豆がない!と主婦たちは不安を募らせている。しかし、みんな今まで毎日そんなに水買ってたかい?と不思議に思う。ゴミの収集日には従来の3倍位に見える量のペットボトルがあっちにもこっちにも出されていた。
イベントや祭りの自粛も度が過ぎる。特に祭りは、神様への祈願であろう。こんな時こそ、被害者たちの復興を神に願うことも日本人としては大事な心なのではないだろうか。
こうしてイベント的な明るい話題は激減し、物不足で不安神経症の人々の気持ちはさらに荒んでいく。

何かが間違っている!

被災者に向けて「元気になろう。がんばれ。」と、いくらCFを流したところで、言われなくってもがんばってるよ!って感じだと思う。それより被災者以外の人たちは早く、自分を取り戻して冷静になろう。そして日常を取り戻そう。日常の中から明るい話題を提供して、本当に苦労されている被災者の皆さんをリードしていこう。そうしなければ、本当に日本は潰れてしまう。あまりにも被害が膨大すぎる。だから日本中で嘆き悲しんでいてはいけない。顔を上げて、前を向いて進みましょう。そこが復興へのスタート地点だと認識しましょう。

チカラのあるクリエーターや代理店の皆さんは、今こそ、みんながひとつになれるようなイベントを提供してください。音楽でも、映画でもいい、明るい話題をつくりましょう。
そうして人の心を回復してあげてください。勇気は明るい心にこそ宿る。人が動けば、経済も動き出す。そうして得た利益は税金となって、復興支援にも有益に働くでしょう。

がんばろう!ニッポン!

今、クリエーターがやらなければならないこと・・・

  1. 人々の心を明るい方向に向かわせること。
  2. そのためにクライアントに掛け合いましょう。
  3. それが日本の未来のためという認識とプライドをもった行動をとりましょう。

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  • ルラックのクリエイティブmission blog 著者の 株式会社ルラック 代表取締役 紀中しのぶ です。
    どんどん大きな社会問題が浮上していく中で、クリエイター集団の「私たちにできること」をアイディアとして考えていく「仕事のアイディア」では、いくつかのビジネスプランニングが生まれています。デザイン力・企画力・技術力・長年培ってきたノウハウを、この小さい会社の経営者が全ての方に向けて公開していきます。
    「 しのぶ奇譚」では、私自身の体験談を記載していきます。七転八倒しながらアップダウンの大きな人生を歩んできました。この生き方が、誰かのヒントになったり、怖い体験では、ハラハラしたりと、少しでもサイトを楽しんでいただけたらと思っています。
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