社会的・必須課題!日中の民&人関係
今、日本は震災と、原発による人災で大変な状態だ。当然、被災されている方々が生産されていたものはつくれないわけで、さまざまなものが立ち行かない状態に陥り、日本企業はもちろん、海外企業にもダメージを与えている。
そこに追い討ちをかけているのが自粛ムードからはじまった無駄の削減だ。日本経済は今度こそ、正念場に来ている。
地震と原発の怖さから、訪日外国人も帰郷し、もちろん観光者も激減してしまい、小さな旅などでおつき合いのある観光施設や店舗は悲鳴をあげている。
しかし、日本で働く中国人たちは以外にも早く帰ってきた。またはじめから帰らずに、東北の生産が止まってしまった分、四苦八苦している日本企業とともに闘っている人たちも多い。留まってくれた人に話しを聞くと、日本がこんなにも大変な状況なんだから、みんなでがんばろう!と言ってくれた。
彼らはすごくピュアな気持ちで、いっしょに取り組んでくれているのだ。では、一度戻ってスグに帰って来た人たちはどうなのだろう?・・・非常に不思議な話しだが、日本はもうダメだ!もうどうにもならないし、もっと恐ろしいことが起こる!と、思って帰ったらしい。でも、1週間もしないうちに戻ってきた。・・・それはなぜか!
中国では日本の情報提供が盛んに行われるようになってきたが、日本では中国語情報は非常に希薄。要するに日本にいると中国語で書かれた日本の情報が非常に少なく、友人や知人を通しての口コミ情報が大半になり、日本のことを正確にとらえることができないのだ。中国在住の中国人観光客の方が旅行会社から情報を得ている分、日本通だったという話しもあるくらいだ。
震災後、あまり情報を得られなかった訪日中国人は友人や知人のすすめで帰国したのだ。しかし、帰国してはじめて日本の情報を目の当たりにして帰ってきたのだろう。
そんな多くの日本在住の中国人の方々に、多くの日本の情報を伝えるために、ルラックでは、中国語新聞の一端を担う事業がはじまっている。
さて、皆さん、いまこそ、明治や大正期を考えてみよう。それは失敗もあっただろうが、あの大国とは、昨今とは違う関係を築いていた筈だ。日本の経済が上向くことが復興への近道だと、みんなわかっている。では、いま、日本人に何ができるのか。中国人とどう付き合えるのか。中国語新聞を通して、日本の良さを伝えていけば、いっしょに歩むべき道も開けるのではないだろうか。
今後たびたび、ルラックの新事業のお知らせとともに、訪日中国人の状況をお伝えしていこうと思います。
日本人と中国人、民間レベルで考えると・・・
- 資源確保への動きなど、目に余ることが多い中国、でもそれは中国政府の動きであって、民間レベルの話ではない。政治の違いをまず理解することからはじめよう。
- 歴史は繰り返すのかも!過去の中国との関係を振り返ってみよう。
- 大陸型の考え方を知ることは、決して日本人にとってマイナスではないことを学ぼう。